じごくのそうべい
第一子Kが4歳のときに保育施設(現在は「子ども園」になりましたが、入園当時は「幼稚園」でも「保育園」)に入園してから、私のライフワークとなっているのが「絵本の読み聞かせ」。あれから、10年。。。
絵本に見入る子どもたちの表情に魅せられ、絵本の奥深さに魅せられ、読み聞かせの仲間に魅せられ。
熱しやすく冷めやすい私が10年続けてこられた理由。
と言いつつ。
実は、現在熱は下火状態。
2年前に転入した小学校に読み聞かせのボランティアグループはあったけど、それまで在籍していた小学校のボランティアグループより、規模も頻度も激減。
PTA活動の読み聞かせにも参加しているけれど、それを合わせても年間5回、子どもたちの前で読めるかどうかの環境。
絵本を読むことも、選ぶことも、図書館に行くことすら怠る日々。
第三子M、第四子Tが仲良く二人で就寝してくれることにも甘え、我が子にすらそういえば最近読んでない。
書きながら、反省。
それでも、今のメンバーは素敵な先輩ばかりで。
こんな怠けている私にも、いろいろな絵本に関するイベントをマメに教えてくれる。
昨日、紹介されたイベントへ。
「☆田島 征彦☆トーク&読みがたり 絵本のサイン会」
平屋の民家を改装した小さなギャラリーに、40人がギュウギュウで座る。
田島さんとの距離はかなり近い。
田島征彦さんといえば・・・
私の中では、いや多くの方が思い描くのは、
「じごくのそうべい」
絵のインパクト、地獄や閻魔大王を面白おかしく関西弁で表現した文章、そのリズム。
どれを取っても、私のベスト1かも!?
まじめに、自分のお気に入りの絵本をランキングしたことないけど。
イベント開始早々、プロジェクターに映し出された絵に合わせて、田島さんが読みかたりをしてくれた。
パソコン、プロジェクターの扱いがたどたどしいのもご愛嬌。
関西弁がネイティブの年配の男性が読む「じごくのそうべい」は、とっても魅力的。
絵本とはいえ、いつも読み手だから、文字を追うばかりなので、絵に集中できたのも新鮮。
読み聞かせの後は、「じごくのそうべい」が生まれたエピソードを、ゆるーりとした口調で楽しく。落語の米朝さんとの件、火の車登場の理由やしょうづかのばあさん、閻魔大王、赤鬼と関係(嘘か真か・・・)を楽しく。
私は関西弁ではうまく読めないから、しばらく我が子対象だけど、これから「じごくのそうべい」を読むことがもっともっと楽しくなりそう♪
その後は、新作の「そうべいときじむなー」など。
これまで田島さんが取り組んでこられた戦争と沖縄に関わるお話。
それを基にした絵本数冊、現在作成中の作品まで読みかたり。
お話が終わったら、もちろん絵本にサインを書いていただき、一緒に写真も撮っていただき、とても有意義な時間だった。
もちろん昨晩は、MとTに「じごくのそうべい」を。
うまく読むことが目的ではないけれど、気持ちよく読めた。
心の中で自画自賛(笑)
また、絵本に熱くなれるかな?